マットレスは妥協してはいけません
アメリカのソファはクッションが分厚く、体重を預けるとめり込む程沈み込むことが特徴です。
ドイツ製のソファは腰が強く反発性が高い作りであり、背を預けてもわずかに体重を吸収するような印象になります。
相反するソファは国民性を表す一例に過ぎませんが、このクッション性と反発力を併せ持つことが、ソファやベッドでは重要な要素になります。
スプリングが強過ぎるベッドは寝心地が硬く、乗ると跳ねてしまいますし、動くたびに軋み音がするかもしれません。
柔らか過ぎれば沈み込んでしまい、ベッドにめり込むような極端な寝心地になってしまいます。
だから適度なスプリングのテンションで体重を支えながら、外側のクッションで体当たりをソフトにする構造になっているのです。
人間の体は横から見ると弓のように曲がっており、直線ではなく曲線と球面で輪郭が出来ております。
骨と筋肉で体を支えており、常に筋肉は適度な緊張状態なのです。
元々四足歩行から進化した人間は、二足歩行になり脳が発達しました。
その代わりに頭部が重くなり、四足歩行よりも体重が分散され難い二足歩行のため、中間点である腰部分に宿痾の腰痛を抱えるようになってしまったのです。
人間の筋肉の緊張が解放されるのは就寝時になります。
柔らか過ぎず硬過ぎないマットレスを使うことで、体重を分散させて一部にストレスがかからなくなる効果があるのです。
一部に負荷がかかると鬱血や痛みの原因になりますので、就寝時に体を休める意味でも寝具には妥協してはいけません。
人生の三分の一は眠りの時間なのですから。
